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脂質は糖質の2倍と3大栄養素の中で最もエネルギーリッチな栄養素

脂質は糖質の2倍と3大栄養素の中で最もエネルギーリッチな栄養素

成人病の一つである糖尿病は、血糖値を正常に保つインスリンとよばれるホルモンの機能が悪化し、継続的に血糖値が高いままの病気です。




糖尿病の治療の目標は、生涯にわたって体重に加え血中の状態(血圧・血糖・血清脂質)のバランスを良好に保つことで、糖尿病の合併症や動脈硬化症から派生するさまざまな病症からの回避につながり、病気に縛られない普段の生活や実り多き時間を過ごすことです。




食事療法をはじめとした治療が適切に行われれば、糖尿病に追随するその他の病症(合併症や動脈硬化症など)も回避できます。




糖尿病には、1型糖尿病・2型糖尿病・その他の糖尿病といった種類があります。




その中でも、食生活や生活習慣と関わりが深く発症率の高さで最も多いのが、「2型糖尿病」です。




血糖値が高くなっても自覚症状を感じることが稀なため、何かと病状悪化の原因となり多くの合併症の引き金になります。




不適切な食生活は2型糖尿病をまねくきっかけとなるので、治療には食生活の見直しと改善が必要です。




糖尿病性の合併症を防ぐための体重や血糖のコントロール、そして悪化を防ぐことも食事療法の目的です。




食事について、一日3度の摂取量は同量程度が望ましいのですが、どうしても夕食が多くなってしまいます。




時間を割いて食事をゆっくり摂るために、20分は必要です。




そうした方が、血糖値の上昇を抑制できたり、満腹感が増し食べ過ぎを防止できるからです。




どんなに忙しくても、短時間での食事摂取は回避しましょう。




食物繊維には上昇した血糖値を下げる効果がありますので、より多くの海藻類・きのこ類を食べるようにしてください。




ポテトやコーンは糖質が多いので要注意です。




「緩やかな糖質制限食」は、1食あたり糖質40グラムまでが目安です。




一日3食のバランスを考えながら、できるだけご飯を少なくすることが大事です。




若い人にありがちな「ラーメン・ライス」や「チャーハン・ラーメン」が一番良くありません。




同様に「カツ丼とざるそばセット」なども好ましくありません。




すなわち、糖質ばかりの食事はよくないということです。




糖質制限の例として種類の多い幕の内弁当とご飯を少なく摂ることを、指導しています。




「緩やかな糖質制限食」では、それほどカロリーを気にしないで、野菜・お魚・お肉といった食材もどんどん摂りましょう。




さまざまな種類の栄養素を適切な量摂ることが、調和のとれた食事となり糖尿病の方には治療法のひとつにもなります。




個々に応じたエネルギー量の範囲内で、調和のとれた食事をとるために「糖尿病食事療法のための食品交換表」を、日常的に取り入れることもできます。




私たちが毎日食べている食品を食品交換表で参照してみると、そのうち最も多い栄養素をもとに、食品グループを6つ(また6つの表)に分割し調味料とは分けて、1単位80kcalに合わせた食品の重量が掲載してあります。




食品交換表を活用することで、日々の献立づくりの幅が広がります。




糖尿病予備群と言われた事のある方のなかには、「自分には何の自覚症状もないから、好きなものを食べて、適度な運動も必要だと思うけどできない」と考えている方々もいるでしょう。




糖尿病予備軍といわれている間は無自覚なため、そう考えるのも無理はないです。




糖尿病予備軍から次第に境界型へと症状が移行すると、様々な体調の変化が顕れてきます。




血糖値を正常に保つのに必要なホルモンとされるインスリンが出にくくなったりする変化は、糖尿病にとって最も顕れやすい症状です。




医師から指示されている1日の総摂取エネルギーが1600kcalの場合、1日20単位の食品と交換できますが、バランスのよい栄養素を摂取することが大事になってきます。




いわゆる「食品交換表」には、外食メニューの代表的なものも掲載されています。




参考にして、ある程度のカロリーや栄養素を覚えておくとよいでしょう。




また、薬物療法を受けている患者さんの場合は、どのタイミングで食事をすればよいのか把握しておかないと、状況次第では低血糖になるおそれがあるので注意が必要です。




日々の献立作りに変化を取り入れたり、上手な外食の仕方を覚えて、食事療法を豊かにしてください。




人は歳とともにインスリンによる筋肉への糖の吸収が減少します。




その結果、血糖値の上昇へとつながります。




食後は特別、ブドウ糖が急激に体内へ吸収されるため血糖値が上がります。




血糖値上昇を防ぐ手段が「ベジタブルファースト」です。




まずは野菜から食べるといった食事法です。




食物繊維を豊富に含むゴボウやキャベツといった野菜は、ほかの食品の消化吸収を緩やかにする効果があります。




ご飯や麺類といった炭水化物に含まれる糖質の吸収もゆっくりとなるため、ブドウ糖が体内に吸収されるのを緩和します。




2型糖尿病や肥満の原因のひとつとして体内時計の乱れがあります。




普段わたしたちが行っている睡眠・糖代謝・脂質代謝、また体温・血圧など、それらの生理機能には日内リズムというものがあり、「体内時計」に大きく左右されます。




毎日の生活習慣は、「体内時計」に多大な影響を及ぼします。




「体内時計を考えた栄養学」が「時間栄養学」とよばれています。




「何をどのくらい食べるか」という従来の栄養学に、体内時計の特徴を踏まえた「いつ食べるか」を加えて、食事のリズムと効果の関わりについて研究する新しい分野です。




糖尿病になったら、厳しい食事制限をしなければいけないと考える患者さんが多いと思います。




ですが、糖尿病の患者さんの思いとはうらはらに、食べられる食品はたくさんあります。




「食事療法」用に用意された献立があるのではなく、食べ物の栄養バランスと総摂取エネルギーを照らし合わせながら実践することが重要になります。




もともと食事療法の目的は、糖尿病の患者さんだけが実践するものではなく、健康なひとでさえ日常的に意識しないといけないということです。




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